2018年度 遺伝研 研究会

「遺伝要因と環境要因の相互作用による行動決定のメカニズム」

         参加登録を開始しました

日時 2018年9月28日(金)午後1時 〜 29日(土)午後0時30分まで

会場 国立遺伝学研究所内 講堂  (静岡県三島市谷田1111 〒411-8540)アクセス バス時刻表はこちら

懇親会 9月28日 18:30〜
 場所:講堂
 懇親会参加費:有職者3000円、学生1000円)

研究会代表者 喜田 聡 (東京農業大学)

所内代表者 小出 剛 (遺伝研マウス開発研究室)

研究会プログラム・アクセスと概要 PDF版は研究会1週間前を目途に準備します

チラシはこちら

【研究会の目的】脳は環境変化に適応して回路・細胞・分子レベルで可塑的に変化し、その機能を最適化する能力を有しており、言わば、環境変化を受容する器官と言えます。このように脳が環境の変化を蓄積し、環境適応することで、我々の柔軟な精神活動が可能となっています。一方、精神疾患は遺伝要因のみならず、社会的ストレス、栄養状態、免疫状態、恐怖(トラウマ)体験などの環境要因との複合的原因によって発症する疾患です。特に、精神疾患は近年国内の五大疾患として認められ、その解決は急務となっています。しかし、社会的ストレスやトラウマ体験は物理・化学的な定量性をもって表現できず、さらに、環境要因と遺伝要因との相互作用を生物学的に評価することも難しいため、精神疾患の発症機構の解明は困難を極めています。そこで、脳における環境変化の受容とその適応機構、さらには、この適応機構に遺伝要因が及ぼす影響の解明は、脳機能の制御基盤の解明にとどまらず、精神疾患の発症機構解明にも貢献できると考えられます。以上の背景から、本研究会では、環境と遺伝要因の相互作用機構の解明に向けて、環境変化に対する適応行動機構の解明を目指す研究、さらには、環境と遺伝要因の相互作用機構解明を目指す研究を紹介し、環境要因が脳内に及ぼす変化、さらに、この変化にもたらす遺伝要因の役割・影響を回路・細胞・分子レベルで議論することを目的とします。

本研究会では、次世代を担う若手育成のため、この研究方向性に興味を示す大学院生を含めた若手に積極的に発表してもらいたいと考えています。また、この研究会では、未発表データについてもご紹介頂き深く議論したいと思っています。そのため、参加者は守秘義務を負うことをご了解ください。また、講演中の撮影、録音、また講演で得られた情報のSNS等による発信などはすべて禁止させていただきます。活発なご議論になることを楽しみにしています。

<口頭発表について>
基本的にご自身のノートPCをお使いください。 プロジェクターへの接続はD-Sub 15ピンケーブルで行います。Powerbookなどコネクターが必要な場合は各自ご持参ください。 発表の持ち時間は各自質疑応答を入れて40分です。30分程度で発表を終了するようにご準備ください。十分にディスカッションの時間をとって頂くようお願いします。スケジュールが大変タイトになっていますので、時間の超過をしないようご協力をお願いします。

<ポスター発表について>
ポスター発表を募集いたします。ポスター発表のお申し込みは、下記の参加登録サイトより行ってください。ポスター発表をする方には、後日300文字程度のアブストラクトを送って頂くようにいたします。その際にはご協力お願いします。
ポスターはA0 (841×1189 ミリ) の縦サイズ程度でご準備ください。 研究会会場にポスターボードを設置していますので、プログラムに記載している番号のところに貼り付けをお願いします。研究会開催中は掲示したままで結構です。

<旅費・宿泊費支援>
若干名ですが、学生及び若手研究者には旅費及び宿泊費の支援を検討しています。ただし、口頭またはポスターでの発表をして頂いた方に限らせて頂きます。学生または若手のポスター発表者で、旅費・宿泊費支援のご希望の方は、参加登録時にフォームにご記入ください。なお、希望者多数の場合は、参加登録締切り前にこのサポート申し込みは締め切らせて頂きます。ご希望の方は早めに登録してください。

<宿泊>
ご宿泊は三島市内のビジネスホテル等をご利用ください。また、所内のゲストハウス(宿泊施設)も確保してあり、1泊2千円程度で宿泊が可能です。ご希望の方は参加登録時にフォームにご記入ください。
三島市内のビジネスホテルは以下のものなどが駅の近くにあります。
 ・東横イン富士山三島駅
 ・ドーミーイン三島
 ・ホテルアルファワン三島

参加登録(締切は9月9日)参加登録フォームへ


プログラム

9月28日 (金)
 

12:00            受付開始
13:00-13:10      開会の辞
                 喜田聡(東京農業大学)

セッション1 座長: 吉崎嘉一

13:10-13:50  「社会挫折ストレスによる情動変容と自然免疫系の関与」
                 古屋敷 智之(神戸大学医学研究科)
13:50-14:30  「攻撃行動の個体差を生み出す神経回路と免疫系の相互作用」 
                 高橋阿貴(筑波大学)
14:30-15:10  「雌・子供との社会関係によって変化する雄マウスの神経回路と行動」
                 天野大樹(北海道大学大学院薬学研究院)
15:10-15:50  「海馬・扁桃体・前頭前野による記憶と行動決定のメカニズム」
                 水関健司(大阪市立大学 大学院医学研究科)

15:50-16:10      休憩+ポスター発表

 
セッション2 座長: 古屋敷 智之

16:10-16:50  「脳内中間表現型:遺伝子と行動をつなぐためのキーコンセプト」
                 萩原 英雄(藤田保健衛生大学総合医科学研究所)
16:50-17:30  「アルツハイマー病の海馬神経回路破綻過程〜環境要因を用いた治療戦略に向けて〜」
                 水田恒太郎(京都大学医学研究科)
17:30-18:10 「食による脳内情動回路の遅発性活動変化:精神・神経疾患との関わりを模索して」
                 関口 正幸 (国立精神・神経医療研究センター神経研究所)


18:20-21:00      ポスター発表+懇親会

 
9月29日(土)
 
セッション3 座長: 関口 正幸

9:10-9:50    「マウスの社会的促進行動の系統間比較」
                 吉崎嘉一(愛知県心身障害者コロニー発達障害研究所)
9:50-10:30  「社会的順位がもたらす行動と脳における遺伝子発現の個体差」
                 小出剛(遺伝研)
10:30-10:40  休憩

 

セッション4 座長:喜田 聡

10:40-11:20  「視床線条体路を介する行動選択と切り替えの調節」
                 小林和人(福島県立医大)
11:20-12:00      タイトル
                 Mauro Costa-Mattioli

12:00        閉会の辞
                 小出剛(遺伝研)

13:00〜  参加者親睦フットサル大会

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