2016年度 遺伝研 行動遺伝学研究会

「個体の繋がりの分子進化研究」

日時 2016年10月13日(木)午後1時半 〜 14日(金)正午

会場 国立遺伝学研究所内 講堂  (静岡県三島市谷田1111 〒411-8540)アクセス

Two_People

懇親会 13日 19:30〜
 場所:ゲストハウス
 懇親会参加費:有職者3000円、学生1000円)

研究会代表者 菊水健史 (麻布大学獣医学部)

所内代表者 小出 剛 (遺伝研マウス開発研究室)

ヒトは社会で生きる動物です。社会の中で、自己を見出し、他者との関係を構築し、時には排他的に振る舞い、時には利他的行動で他者を助けることもあります。ヒト社会で特徴的な広範な協力行動は、その進化の過程で特異的に獲得されてきたと言われていますが、その起源はヒト以外の動物でも見いだせるかもしれません。動物の個々の繋がり、例えば絆の形成や排他的な攻撃行動、親子の関係性、雌雄のつながりなど、社会性の根源的機能は哺乳類に限らず多くの動物で保存された機能といえます。本研究会では、これら個体間の関係性に関する分子やそれの発現に関わる遺伝子がどのように動物種で保存され、あるいは種特異的に獲得されたかを、行動遺伝学的に議論し、ヒトと動物の共通性と普遍性を顕在化させると共に、ヒト社会で問題となる社会性疾患の原因究明の一助となる知見の交換を行います。

この研究会では、未発表データについてもご紹介頂き深く議論したいと思っております。そのため、参加者は守秘義務を負うことをご了解ください。また、講演中の撮影、録音、また講演で得られた情報のSNS等による発信などはすべて禁止させていただきます。活発なご議論になることを楽しみにしています。

ポスター発表 (第1日(13日) 午後6時半より )
若手の方々のポスター発表を行います。ぜひ積極的に発表して下さい。

旅費・宿泊費支援
学生優先で、ポスター発表者には旅費宿泊費(所内宿泊施設使用)の支援を検討しています。希望者は演題申し込み時にその旨お知らせください。

宿泊
所内ゲストハウスの部屋が限定数あります。希望に添えない場合がありますが、学生さん優先で部屋をご用意いたします。希望者は申込時にご連絡ください。ツインルーム希望者は相部屋となる参加者の名前もお知らせください。
シングルルーム 一人2000円
ツインルーム 二人3500円
和室(相部屋) 一人1600円
それ以外は三島市内のビジネスホテル当をご利用ください。

参加申し込みはこちら
ウェブサイトより参加申し込みしてください。


プログラム

10月13日
13:30 開会の辞 小出剛 (国立遺伝学研究所)
13:35 桃沢幸秀(理化学研究所基盤技術開発研究チーム)
14:05 神庭重信(九州大学医学系学府教授)
14:35 加藤忠史(理化学研究所精神疾患動態研究チーム)
15:05〜 10分 休憩
15:15 荒田明香(東京大学大学院農学生命科学研究科)
15:45 菊水健史(麻布大学獣医学部)
16:15 岡ノ谷一夫(東京大学大学院総合文化研究科)
16:45〜 15分 休憩
17:00 内匠透(理化学研究所精神生物学チーム)
17:30 中野珠実(大阪大学大学院生命機能研究科)
18:00 八木健(大阪大学大学院生命機能研究科)
18:30 ポスターセッション
19:30 懇親会
10月14日
9:00 小金澤雅之(東北大学大学院生命科学研究科)
9:30 時田賢一(理化学研究所親和性社会行動研究チーム)
10:00 小出剛(国立遺伝学研究所マウス開発室)
10:30〜 15分 休憩
10:45 山元大輔(東北大学大学院生命科学研究科)
11:15 今村拓哉(九州大学医学研究院)
11:45 小川園子(筑波大学大学院人間系)
12:15 新村毅(基礎生物学研究所環境生物学領域)
12:45 閉会の辞 菊水健史 (麻布大学)

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